カワイピアノ

チャーチオルガンスタッフブログ

チャーチオルガンスタッフブログ

チャーチオルガンあるある

明けましておめでとうございます。

新年最初の記事はちょっと軽い内容で、チャーチオルガンに初めて触れた人の「あるある」を集めてみました。

・チャーチオルガンを見た時の第一声は「すごーい!」
・楽譜の一段目をスウェル(上)鍵盤、二段目をグレート(下)鍵盤で弾こうとする。
・とりあえず全てのストップをオンにしてみる。
・まず弾いてみるのはトッカータとフーガの最初の部分。
・値段を聞いた時の反応は「車が買えるよ。」
・ポピュラーオルガン奏者の感想は「やっぱり違うわ。」
・ポピュラーオルガン奏者は右足をエクスプレッションペダルの上に置いておかないと落ち着かない。

どうですか?くすっと笑っていただければ幸いです。今年も皆様にとって良い年でありますように、心よりお祈り申し上げます。


オルガンの強弱表現

パイプオルガンは一定の風圧がかかっています。このため、パイプから出る音の音量を変化させることが出来ません。しかし、スウェル鍵盤(2段鍵盤の場合、通常上鍵盤になる)に属するパイプ群は、全て箱の中に収められています。この箱の前面に設けられた格子状の扉を、足元のペダルを操作して開閉させ、音量を変化させることが出来ます。この音量変化は単純で直線的なものではなく、カーブを描くような独特の音量・音質の変化も感じ取れます。



このパイプオルガン独特の機能はチャーチオルガンでも採用されています。これを操作する足元ペダルはエクスプレッションペダルと呼ばれ、パイプオルガンの重要な一機能となっています。更にチャーチオルガンでは、エクスプレッションペダルの効果がオルガン全体に及ぶように機能を切り替えることができます。パイプオルガンではあり得ないことですが、ポピュラーオルガンに慣れ親しんだ人にはこの方がしっくりくる場合があります。

このスウェル鍵盤の扉を開閉操作する機能は別として、通常パイプオルガン全体で強弱を表現したいときは、使用するストップ数の増減で対応します。この増減をあらかじめ決められた順番(オルガンにもよりますが約20段階)で徐々に変化させることの出来るペダルをクレッシェンドペダルと呼び、通常、エクスプレッションペダルの右隣に配置されており、チャーチオルガンで足元ペダルが2個以上付いているモデルは、これに相当します。




楽譜と違う?

CDでオルガン曲を聴くと、楽譜とは違う調で演奏されていることがあります。これは古くからあるオルガンを使って録音されたときに起こるもので、現在の標準ピッチであるA=440Hzに統一される前は、時代や地域によってバラバラなピッチが使われていたため、オルガンも現在の標準ピッチとは違う調律になっているものがあるのです。

このような古い時代の調律を、現在では便宜上下記のように分類することがあります。

バロックピッチ(現在より半音低い)
ヴェルサイユピッチ(現在より全音低い)
ヴェネチアンピッチ(現在より全音高い)


チャーチオルガンでは、これらのピッチをトランスポーズ機能を使って簡単に再現することができます。例えばバロックピッチはトランスポーズを-1に設定すればよいのです。

但し、バロック時代は全て今より半音低かったということではありません。バッハが演奏していたオルガンは現在の標準ピッチよりも高かったとも言われています。

たまにはいつもと違うピッチで演奏してみるのも面白そうですね。


オルガンブログ始めました!

カワイで扱っているヨハネスオルガン(オランダ)ロジャースオルガン(アメリカ)を始めとして、オルガンに関する様々な話題を提供していきます。

ご期待ください!


スタッフブログトップ

このページ の上へ