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チャーチオルガンスタッフブログ
Johannus One ユーザーの声
ヨハネスのウェブサイトに掲載されている、イギリスのヨハネス・ワン購入者の声を翻訳転載いたします。
もう長い冬の週半ばに寒い礼拝堂のピアノで練習の準備をすることはありません。私は娘の昔の寝室をオルガンスタジオにしてヨハネス・ワンを購入しました。
私は、最新のデジタルオルガンの前身にあたるアナログ音源のヨハネス・オーパス220を良く弾いていました。そして、最新のデジタルキーボードがどんなものであるか、ウェブサイトの動画を視聴した以外は知らなかったのです。しかし心配には及びませんでした。ヨハネス・ワンは(比較的)小さな本体に搭載した本物の壮大なオルガンサウンドをしっかり鳴らすことができます。更に、「クワイア」ボタンは思いがけず嬉しいもので、初めて聴いたときはドビュッシーの「シレーヌ」を思い起こさせてくれました。
例えば、ドイツのオルガン様式を選択してフルレジストレーション(トランペットとポザオネはオフ)に、リバーブは最大、ハイファイヘッドホン(必須)をつないで、音量をちょうどいい大きさに調整、エクスプレッションペダル(必須)でオルガンとクワイアのバランスをとって、ステイナーの素晴らしい讃美歌「主を十字架に」を演奏すると、まるで大聖堂で聴いているかのようです。対極にあるカルク=エーレルトの作品65の静かな曲をフランス様式かイギリス様式の柔らかい音色で演奏すると、優美な雰囲気を醸し出します。ヨハネス・ワンは、きらめくバッハのメヌエットやガボットにも、ベートーベンのロマンスの弦楽編曲にも適しています。MIDI足鍵盤を接続すれば、主なオルガン作品を演奏することも十分に可能でしょう。
シロホンのような音色のファンキーなオルガンも好きです。サスティンペダル(これも必須)を使って、気分転換に「いそしぎ」や似たようなポピュラーミュージックを演奏することもあります。
ヨハネス・ワンの機能を最大限活用して好みの音を引き出すには、ある程度の知識が必要です。しかし、この素晴らしい楽器は追加の音色をダウンロードすることも可能で、ホームオルガニストにとっては理想の楽器でしょう。
ジョン・ヘイマン